ユーラシア大陸横断鉄道の実現へ向けて
einbahnstrasse > 21世紀の首都 - ユーラシア大陸 >※地図は、「ポーランド」、「ロシア(シベリア横断鉄道含)」、「中国」、「朝鮮半島」、「日本列島」、その他の地図はhttp://www.alleuroperail.com/内より。
ユーラシア大陸横断鉄道の技術的可能性と実現度
ここで紹介している地図は、イベリア半島、イタリア、スカンジナビア半島、フランス、スイス、ドイツ、ベネルクス3国、オーストリア・ハンガリー・スロベニア・スロバキア、ポーランド、ロシア(シベリア横断鉄道)、中華人民共和国、朝鮮半島、日本列島の各鉄道地図である。
これらを一つずつ確認すると、イベリア半島、イタリア、スカンジナビア半島といったヨーロッパ大陸から、朝鮮半島まで、総じてユーラシア大陸が鉄道で結ばれていることが分かる。朝鮮半島から壱岐・対馬を経由して地下鉄を開通させれば、ユーラシア大陸と日本列島とが結ばれる。もう少しの努力で、ユーラシア大陸横断鉄道が実現する。
ここで問題となるのは、以下のようなものだ。
- ロシア経由か中国経由か? - これは、田中真紀子の失職、鈴木宗男の糾弾かの問題となって、自民党内でもめた経緯がある。私見では、両方通せばいい、つまり2国とも経由国になるのが無難だと考える。
- 朝鮮民主主義人民共和国の立場が危ういのではないか? - 東アジア全体で救済すべきだけの話である。拉致問題が残っているが(被害者数十名)、拉致の30~40年前には、朝鮮人強制連行(若干、中国人なども)を日本人が行なっており、在日朝鮮人問題として現在も残っている(被害者は数万~数十万人)。東京裁判では、この強制連行についても不問にされ、日本国内でも日本人自身による裁判は行なわれていない。いずれにせよ、韓国や中国等の第三国を介した話し合いが必要である。
- 中国のみで運転されているリニア・モーターカーが、ユーラシア大陸横断リニア・モーターカーとして、どの程度まで広がるか。
国際政治上におけるユーラシア大陸横断鉄道の意義
世界史上最大の帝国はモンゴル帝国だったが、世界史上最悪の帝国はアメリカ合衆国であり、その暴走を抑制するにはユーラシア大陸の団結・連合が必要となる。
そのための課題は多く残っている。
- EU(欧州連合)のさらなる団結(ギリシアの貧困問題、イギリス未加盟問題など)
- 東欧の和解
- ロシア・中国間の関係改善
- 日本人の群生癖・陰湿性・凶暴性の反省
- 日本列島と近隣諸国との関係改善
- 韓国・日本国からの米軍撤退と非武装維持
森嶋通夫の提案
韓国・日本国の技術と中国の資源との共和的結合を通じた東アジア共同体が必要である。ただし、日本国側が他国へ「教える・開化する」といった上下関係・啓蒙思想は導入してはならない。この態度が一歩間違えて日本人の凶暴性として出た場合、大東亜共栄圏を発想するような傲慢な態度・残虐な行動に突っ走る危険性が高いからである。
森嶋のいう経済的国家連合の首都は沖縄とされている。私見では台湾でも良いが、沖縄に首都を設置することで米軍基地追放の可能性が生じ、東京という意固地な政府や、鎖国的都内行政への牽制になる。
【参考文献】
森嶋通夫『日本の選択 – 新しい国造りにむけて』岩波書店、1995年
森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』岩波書店、1999年
森嶋通夫『日本にできることは何か - 東アジア共同体を提案する』岩波書店、2001年
森嶋通夫『なぜ日本は行き詰ったか』村田安雄・森嶋瑤子訳、岩波書店、2004年













